今朝バイト先で、パンフレットをお店に置かせてもらえないかと学生さんたちがやって来ました。
マスターは基本、こうしたものはNGなので、どうなるかなーと見ていましたが、やはりお断り。
第一の理由は、お店に食べに来たことがあるわけでもない、今日食べに来たわけでもない、ただ自分たちの都合だけでズカズカ入ってきて、パンフレットを置いてくれと頼んでしまう、それでオッケーしてくれるお店も世の中あるけど、本来そういうのはとても失礼なこと、これから学んでいかなければいけないよ、と学生さんたちにしっかりと伝えていました。
こういうのを大事にできる営業さんは、人とのご縁やつながりを大事にして気遣いとともに人の輪を広げながら、ほんとの意味で根強い営業さんになるんじゃないかなぁ、と思います。
私自身、モノづくりしていて、同じように感じる時があったり。
普段は、自分の価値観や考え、軸をもってひたすら作りたい作品を作っています。
既にある作品に対してのご相談は小さいことでもどうぞ一度ご連絡を~と思っていますが、1からのオーダーメイドは基本的には受けていません。
リクエストを受けたものを作ることもありえなくはないですが、実際にリクエストを踏まえて1から作ったのは、ほんの数回だけ。リクエストにこたえる応えないの分かれ目は、リクエスト側からのちゃんとした気持ちの伝わり方。作り手の作品、雰囲気、デザイン性をよく理解したうえで、本当に作ってほしいと思って頼んできてくれたリクエストであるのかどうか。
全く関係ないジャンルを、ショップのものを買ったことも無く、いきなりお願いされてしまうのは、一番残念なこと。逆に、ショップで売っているものを買って喜んで頂けるのが、一番素直に嬉しいこと。
ショップのものを買わずにお願いされてしまうというのは、私自身が良いな思って作ったものには興味がないのか、と残念な気持ちになるものです。センスが良いからを理由にお願いしたがる場合もちらほらですが…他のものをお願いしたいくらいセンスが良いと思って頂けるなら尚更、ショップで販売しているものをまず買ってくれても良いのでは…と思ってしまうのが正直なところ。でも、ショップのものを買ったことがなくても、私の作品を色違いで作れないか、とか、ジャンルや作品性を理解した上でのご相談なら、嬉しいものだったり。
私自身、人に絵を頼んだことがあります。頭の中にある風景、でも自分で描くことができない、でもこの目で見てみたい。ずーっとそう思っているイメージが頭の中にあり、偶然、写実的な油絵の上手な方と知り合いました。その方に絵を頼んだ理由は、単に絵が上手だからではなく、光の描写がとても繊細で印象に残るほど素晴らしかったから。この人の描写なら、このイメージを形にしてくれるはず!!と思ってのこと。その方の作風や表現、センスが私の思うものに心底ぴったりだったから。
本当に欲したものであればこそ、頼む相手は誰でもよいわけなんかなくて、この人にこそお願いしたい!!となるものかと思います。
何かいろいろ作ってるらしいから言ってみよう~というのはありがちなのも分かりますが、作り手側にとってはまったく違う。だってそれは、お店に行けば見つかるものだったり、本来は私でなくても済んでしまうものだったり。相手のしていることを尊重した上で、あなただからこそ!と思って言ってくれたものであれば、気持ちや本気さがちゃんとこっちにも伝わってくるから受け止めるけど、そうじゃない場合のものは違う。
リクエストも、パンフレットも、要するに頼みごと。
頼む相手がどんな相手であれ、内容が何であれ、軽かろうが重かろうが、人に何か「お願い」をする以上、それぞれの場面に応じて必要なマナーがある。
のほほんとしたブログですが、鉄パイプ並みの軸はしっかり持っています。
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