爪周囲炎がなかなか完治しないので、皮膚科へ。が、曜日を間違えていて、今日は休診日…一年ぶりだし、軽症だし、このままもう別の病院に行くか、と通院してきました。
すごい小さい待合室に一人。ちょうどテレビで原爆投下の日の番組が流れていたので観ていたら、杖をついたおじいちゃんが後からやってきました。どんなおじいちゃんか分からないけれど、杖をつきながら階段上ってきてて大変そうなので、おじいちゃんのタイミング見つつ、入り口の自動ドアのスイッチをさりげなく押しておきます。
ゆっくりゆっくりな動作で通院用のポーチを出し終えたようで、待合室の椅子に座って一息つくおじいちゃん。その後、「あー…」と意味深な溜息まじりに、おじいちゃんもテレビを観始めていました。
『軍人さんに学ぼう』という子供向けの本が出回ったり、先生がテープレコーダー(?)で小学生に爆撃機の音を聞かせて、何の機体の音か教えていたり。
「子供の頃、ほんとにこんな感じだったよ。もう、そのまんま。」とおもむろに話し始めてくれたおじいちゃん。
おじいちゃんが小学校2年生の頃に戦争が始まって、6年生の頃に終ったそうです。
「爆撃機の音なんてもう耳にしっかり残ってるから、いつでも思い出せる。こんなのすぐ分かるよ。」と当時のことを話しだしたおじいちゃんの淀みない口調、さっきまでの動きがゆっくりだっただけに、今テレビを観ながらすごく鮮やかに思い出してるんだろうなと感じました。女の人たちは爆撃に備えて勉強会に行ってたりしたんですよね、など聞いてみたら、「そうそう!!」とおじいちゃん。
おじいちゃんは語り部としてここにいるでもなく、たまたま同じ日にただ通院患者さんとして来た人、たまたま今日が原爆の日で、たまたま待合室で第二次世界大戦下の日本がテレビで流れてて、たまたま一緒にテレビを観てる人、でもそうして一緒に同じテレビを観ているその人が全く別次元にいることにすごいギャップを感じざるを得なかったです。待合室のほんのわずかな時間の出来事なのですが。
別れ際、お大事にと声を掛けたら、「ありがとう~」と言ってくれました。
曜日を勘違いして家を出て、わぁ休診日だ、うーん、駅前の有料駐輪場止めちゃったし、もうこのまま別のとこ行くかぁ、とならなかったら、今日は原爆投下とか全く関係のない、いつも通りの日になってたのだろうなー、と貴重な体験でした。
お彼岸。子供の頃から、おはぎが大嫌いです。
主人はおはぎ大好きだそうですが…。
見た目似てるしあんこだし甘いし、おはぎにこだわる必要もないだろうと、あさ川の水戸の梅を食べました。
甘じょっぱくて美味しい。
そして主人は、シソを剥いで食べていた。…ぼたもちは何にしよう。
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