年末から編み始めたシェットランドレースのショール。
波線の模様と風の翻りがすごい似合うんですよね。
こういうショールみたいに、芸術性がありつつ洗練されていて、ヨーロッパらしい雰囲気があるものは、日本だとなかなか見つけづらい。
日本人がデザインしたものと、ヨーロッパの人がデザインしたものって、やっぱり根本的に持ってるもの、歴史的に民族性からくる部分が違うんだろうなぁと感じます。
使用しているのは、シェットランドレースの1PLYという極細の糸。
イギリスよりもっと北の、木も生えていない荒涼とした土地、芝生が生えてるだけの地面に、岸壁に打ち寄せる海、そこへ曇り空が来てしまうと本当にどんより…という場所。
そんな厳しい環境下に生息するシェットランドシープの毛は、軽くて暖かい。土地に合わせた生態系とか知恵というものは、やっぱりすごいですね。
ちなみに、この糸はイギリスから取り寄せるしかありません。送料高いから思い切りが必要…。
私はユーロトレーディングジャパンというサイトから買いました。
一段階太い2PLYなら、日本で売っているパピーニュー2PLYで代用できるそうです。編み物フェストさんのこちらの記事に詳しく買いてあります。
モヘアもあるけども、モヘアは毛質がふんわりしている分、模様がぼやけ気味になるはず。
お正月休みも挟んで、昨晩編み終わり、徹夜して仕上げました。
シェットランドレースは、ただ編んだままだとクシャクシャしている状態。
ほんとに模様出るのかな、大丈夫なのかな、なんて初めて編んでる間は不安にも思いましたが、物は試しでひたすら編みました。
編み終わったら、今度はブロッキング作業。湯通しと言って、ぬるま湯に浸けます。
やさしく水を切るときには、しっかり水を含んだ糸から、天然の糸の匂いがしてきました。
シェットランドシープってこういう匂いなのかな、と嗅覚を通して間接的に知れるのが感動でした。(ブロッキングのやり方について、詳しくはこちら)
そしてジョイントマットの上に広げて、ピンうちしながら、ピンと引き延ばして乾かします。広げる場所が無くて、足場を占領。
ピン打ちをしながら、だんだんと模様が浮かび上がり、乾いてからピンを外すと、ちゃんと形になっています。完成!!
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